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桃ノ木学園の怪談
第1章 ミサト1
裏口の横には水場があった。

既にブラウスにスカート姿のミサトが、揉み洗いしていたハンカチを陽のあたる石の上に拡げていた。
西の男根を拭き、自分の秘部のぬめりも拭ったハンカチだ。
「先生……」
振り向いたミサトの笑顔が清々しくて。先程まで校舎内で見せた狂態が嘘の様に思えた。
「乾いてから戻りますから、先に戻っててください」
頬を染めるミサトに西も頷いて腰を上げた。

新校舎に向かいながら。西は先程味わったミサトの蕩ろける様な肉の感触を思い出していた。
(あれが処女の肉……)
(とてつもなく柔らかくて……そのくせ執拗に纏わりついて放さなかった……)
ミサトの膣肉の感触と、苦痛に耐えているような感極まった表情が同時に思い出された。


「先生!」
教室前の廊下で西は生徒に呼び止められた。
「ん?なんだ?」
「なんだじゃないですよ。委員長探してましたよ。て言ってももう用事はすんじゃったようですけど……」
妙な事を言うと思いながら西は教室のドアを開いた。
「!!?」
西の眼に。西日の差す机に伏して、白いブラウスを軽やかに上下させているクラス委員長ミサトの背中が飛び込んできた。
「……いつの間に!」
(ミサトを置いて一足先に出てきたはず!?)
入り口で立ち竦む西に先程の生徒がくどく。
「委員長。暫く先生探してたけど見つからなくて。ひとりで用事済ませて疲れて寝ちゃいましたよ」

唇を尖らせて西を責める生徒に、西が腑に落ちないと言う風に聞き返した。

「何時から……何時からミサト君寝てるんだ……」

生徒が西に怪訝な表情を見せた。

「もう1時間にはなるかなあ……」
(そんな筈は無い……)
西の背中を冷たい汗がつたった。
(その頃ミサトは俺の下……)

「先生大丈夫ですか?」
生徒が西の様子に心配そうな声を掛けた。

「旧校舎なんかに行くから……」
生徒の言葉に西が聞き返す。
「旧校舎に行ったからなんだって……」
生徒が上目遣いで西に告げた。
「あそこ……出るってもっぱらの噂なんですよ……」

「そんな馬鹿な……」
一笑に付して逃げる様に廊下に出た西は。
窓の向こう旧校舎の端の窓に。白いブラウスの人影を見掛けて目を擦った。
見返した時には人影は無く、振り向いた西の視線の先の教室にはミサトの伸びをうつ姿があった。

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