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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第2章 救出②
レーンドラは催淫剤でありながら、毒薬であった。
一定時間身体の自由を奪うだけでなく、性的快感を感じていないと下部に激痛をもたらし、最悪相手を死に至らしめる。
女性諜報員から情報を引き出すのによく使われる薬だった。
この痛みに耐えられず、口を割るものも多い。
リースの身体が動かないのも、発情して苦しんでいるのも納得がいく。
(そんなものを、隊長が飲まされるなんて……)
彼女の尊厳が踏みにじられたように感じ、レフは悔しそうに唇を噛んだ。
「レーンドラは、毒の入った催淫剤です。このままだとあなたは……、腹部の激痛に苦しみながら死んでしまいます」
「そう……なのか。くそっ、あいつらそんなものを私にっ!」
少し痛みの波が引いたのか、リースの言葉が力を取り戻した。怒りを吐き捨てるリースと反対に、レフはどこか困惑した表情を浮かべていた。
彼は、毒の解毒方法を知っていた。
しかしそれは、リースにとって辛い選択になることを、知っていたのだ。
……自分にとっても。
一定時間身体の自由を奪うだけでなく、性的快感を感じていないと下部に激痛をもたらし、最悪相手を死に至らしめる。
女性諜報員から情報を引き出すのによく使われる薬だった。
この痛みに耐えられず、口を割るものも多い。
リースの身体が動かないのも、発情して苦しんでいるのも納得がいく。
(そんなものを、隊長が飲まされるなんて……)
彼女の尊厳が踏みにじられたように感じ、レフは悔しそうに唇を噛んだ。
「レーンドラは、毒の入った催淫剤です。このままだとあなたは……、腹部の激痛に苦しみながら死んでしまいます」
「そう……なのか。くそっ、あいつらそんなものを私にっ!」
少し痛みの波が引いたのか、リースの言葉が力を取り戻した。怒りを吐き捨てるリースと反対に、レフはどこか困惑した表情を浮かべていた。
彼は、毒の解毒方法を知っていた。
しかしそれは、リースにとって辛い選択になることを、知っていたのだ。
……自分にとっても。