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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第1章 救出①
「リース隊長! 大丈夫ですか⁉」
狭い独房の中に、男の声が響き渡った。
聞きなれた声に、両手を縛られ、天井から吊るされた女性の身体が、小さく揺れた。
深い緑を湛えた瞳がうっすら開かれ、男を視界にとらえる。
目の前には、自分が率いる分隊の副長として常にそばにいた青年、レフリール・バースがいた。
一見細く見える男性独特の鍛えられた身体は、返り血と煤で汚れ、手には敵兵の血で濡れた剣を持っている。
乱雑に切られた黒髪は乱れ、いつも穏やかに語りかける小さめの唇は、荒い呼吸を繰り返していた。
女性の評判高い容姿は、緊張と戦いの興奮で影を帯び、別の顔を見せている。
牢の外は怒声と剣が交わる音が響き、混乱している様子がうかがえた。
微かに、何かが焼ける臭いもする。
狭い独房の中に、男の声が響き渡った。
聞きなれた声に、両手を縛られ、天井から吊るされた女性の身体が、小さく揺れた。
深い緑を湛えた瞳がうっすら開かれ、男を視界にとらえる。
目の前には、自分が率いる分隊の副長として常にそばにいた青年、レフリール・バースがいた。
一見細く見える男性独特の鍛えられた身体は、返り血と煤で汚れ、手には敵兵の血で濡れた剣を持っている。
乱雑に切られた黒髪は乱れ、いつも穏やかに語りかける小さめの唇は、荒い呼吸を繰り返していた。
女性の評判高い容姿は、緊張と戦いの興奮で影を帯び、別の顔を見せている。
牢の外は怒声と剣が交わる音が響き、混乱している様子がうかがえた。
微かに、何かが焼ける臭いもする。