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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第6章 解毒②
そして夢中になって、胸に吸い付いている彼の頭を抱きしめると、誘うように耳元で懇願する。
「れふ……、もっと……もっとして……お願い……」
「……隊長」
唇を離すと、ぞくりとするような艶のある表情を浮かべ、彼を求めるリースの姿があった。
愛する人が、薬に堕ちた。
自死を選んだ誇り高き隊長は、もういない。
今、ここにいるのは、薬によって快楽への欲求が抑えられなくなった、一人の女だ。
レフの心は複雑だった。
(隊長は……、薬のせいで俺を求めてるだけ……)
自分の手で快楽に堕ちたリースに、激しい優越感を感じながらも、それの原因が薬の効果なのが、レフには辛かった。
どれだけリースを求めても、リースが彼を求めるのは、本心からではないのだ。
そんな考えを振り落とすように、レフは小さく頭を振った。
(それでも今は……、今だけは……、俺だけを見て欲しい……)
そう心の中で呟きながら。
「れふ……、もっと……もっとして……お願い……」
「……隊長」
唇を離すと、ぞくりとするような艶のある表情を浮かべ、彼を求めるリースの姿があった。
愛する人が、薬に堕ちた。
自死を選んだ誇り高き隊長は、もういない。
今、ここにいるのは、薬によって快楽への欲求が抑えられなくなった、一人の女だ。
レフの心は複雑だった。
(隊長は……、薬のせいで俺を求めてるだけ……)
自分の手で快楽に堕ちたリースに、激しい優越感を感じながらも、それの原因が薬の効果なのが、レフには辛かった。
どれだけリースを求めても、リースが彼を求めるのは、本心からではないのだ。
そんな考えを振り落とすように、レフは小さく頭を振った。
(それでも今は……、今だけは……、俺だけを見て欲しい……)
そう心の中で呟きながら。