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BAR・エロスは今も・・
第4章 美紅 解放希望
「梓ママは・・私にとって大切な、愛する人です。
 関係だとか、細かな事にはこだわっていないんです、私たちは。
 とにかく、互いのために存在しあうだけで・・
 あ、すみません、お客様の前で恥ずかしげもなく。
 というか、美紅さんの誘導があまりにも自然だったので
 ついノロけてしまったじゃないですか」
 めずらしく紫苑が頬を赤らめ落ち着きを無くした。
身も心も独り占めしたい、梓。
今夜そばにいないことが、より一層彼女への想いを増幅させた。
この若いオンナによって。
「あ、それとこのバーの事でしたね?」
梓へ募らせた想いを誤魔化すかのように、次なる質問への答えを続けた。
「このバーを始めたのはオーナーママ、私も梓ママも雇われている身です。
 先日ママ業は引退されたんですが、彼女に代わって梓ママと私が
 しっかりとこの店を守っているんす」

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