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第1章 ６月３０日

みどりは、テレビのすぐ前に座り、画面を異常なくらいのガン見で見つめていた。

みどりは、今年中学生になったばかりの１３歳の女子。
背がちっちゃくてコアラみたいな体型で、見た目子供っぽくて男子たちからはまるでモテない。
それでも活発なキャラならいいんだが、みどりは、おとなしい。

こんな女子のみどり。
じつは、中学生には非常に珍しい、酷く強い性欲の持ち主だった。
みどりは、処女ではない。
しかし、その処女を失った経緯が、じつはレイプである。小６の夏休み、担任教師に犯された。
当時は意味が分からなくて、何をされてるのかな？という感じだった。
後で、レイプされたことを知った。

自分が男子に犯されたことを知ると、みどりは、むしろ性に非常に強い興味を覚えた。
目覚めたのだ。
以来、毎日オナニーにいそしむことになる。

みどりには、レイプされた時の感覚の記憶が、無い。
「リベンジしたい。明確な意識を持ったまま、裸を抱かれて、おマンコにチンポを突っ込まれて、精子を出されたい」
みどりは、それを強く心に持った。

ただ、男子にモテない。
「どうしよう？」
国会で、中学生セックス解禁法案が審議されているというニュースを聞いていた。
しかし、男子にモテなければ、せっかくのチャンスをふいにしてしまう。

小６のときに自分を犯した男子教師は、懲戒免職されて、消息不明である。

在籍する学校は、中高一貫校。
高３から中１まで、幅広い年代の男子がうじゃうじゃいる。しかも、女子の数が少なくて、男子のほうが多い。
最高のセックスライフ環境である。

みどりはおとなしいが、一人だけ友人がいた。友人というよりは、パシリに使われているという力関係。彼女は、校内スケバングループの一員であった。
「よし、この作戦で行こう」
みどりは、一計を思いついた。