この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
スカーレットオーク2
第18章 18 卵
早めにベッドに入ると、緋紗が直樹に身体を摺り寄せる。
「直樹さんのピアノ素敵でした。いつもお客さんいるからよく聴こえなくて」
嬉しそうに言う緋紗に口づけをして肩を抱いくと、まだ何か言いたげにもじもじしている。
「どうした?」
「いえ。あの。今の体型だとやっぱりその気にならないですか?」
年が明けてから一度も緋紗を抱いていなかった。
「いや。そんなことないんだけどね。なんとなく」
緋紗を抱きたい欲求はいつもあったが、なんとなく後ろめたいような罪悪感のようなものを感じて抱くに至らなかった。
「抱いていいのかな」
「抱いてほしいです。嫌じゃなければ」
「身体見せて」
マタニティのパジャマを脱ぐと腹部はなめらかな弧を描いている。
(卵って完璧な形だよな。)
ぼんやり思いながら緋紗の膨らんだ腹をさすった。
「不思議だ」
「直樹さんのピアノ素敵でした。いつもお客さんいるからよく聴こえなくて」
嬉しそうに言う緋紗に口づけをして肩を抱いくと、まだ何か言いたげにもじもじしている。
「どうした?」
「いえ。あの。今の体型だとやっぱりその気にならないですか?」
年が明けてから一度も緋紗を抱いていなかった。
「いや。そんなことないんだけどね。なんとなく」
緋紗を抱きたい欲求はいつもあったが、なんとなく後ろめたいような罪悪感のようなものを感じて抱くに至らなかった。
「抱いていいのかな」
「抱いてほしいです。嫌じゃなければ」
「身体見せて」
マタニティのパジャマを脱ぐと腹部はなめらかな弧を描いている。
(卵って完璧な形だよな。)
ぼんやり思いながら緋紗の膨らんだ腹をさすった。
「不思議だ」