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教えて、あなたのキモチ
第1章 パーティーと言う名の合コン
二人は私にお構い無しにお喋りを続ける。
「あ、あの人いいよねー。総務の…背が高い人!」
「鷲宮啓さん?でもあの人薬指に指輪してるよ。しかも奥さん超可愛いって噂。出来るだけ残業しないで帰るらしいじゃない」
「ちぇ、いい男は人のものかぁー。ラブラブだねー。…でも残業しないって、生活大丈夫なのかな?」
「バカねー、アンタ。コレがいいのよ。なんたって、今主任だし。今度係長に…って話が出てるらしいじゃない?30前で若いのにさ、仕事できる人は違うよね」
と親指と人差し指を丸めてみせていた。
女子の情報網ってコワイと思いながら、そそくさとその場をあとにした覚えがある。
「お待たせしました」
三人分のコーヒーを持って、総務フロアに戻った。
20分前なのにまだ他の人は出勤してきていない。
“総務”と聞くと堅いイメージがあるが、ここの部署は皆10分前くらいにバタバタと出勤し始めるようだ。
どうやら朝は強くないらしい。
「あ、あの人いいよねー。総務の…背が高い人!」
「鷲宮啓さん?でもあの人薬指に指輪してるよ。しかも奥さん超可愛いって噂。出来るだけ残業しないで帰るらしいじゃない」
「ちぇ、いい男は人のものかぁー。ラブラブだねー。…でも残業しないって、生活大丈夫なのかな?」
「バカねー、アンタ。コレがいいのよ。なんたって、今主任だし。今度係長に…って話が出てるらしいじゃない?30前で若いのにさ、仕事できる人は違うよね」
と親指と人差し指を丸めてみせていた。
女子の情報網ってコワイと思いながら、そそくさとその場をあとにした覚えがある。
「お待たせしました」
三人分のコーヒーを持って、総務フロアに戻った。
20分前なのにまだ他の人は出勤してきていない。
“総務”と聞くと堅いイメージがあるが、ここの部署は皆10分前くらいにバタバタと出勤し始めるようだ。
どうやら朝は強くないらしい。