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教えて、あなたのキモチ
第1章 パーティーと言う名の合コン
「…おい、小橋。入り口近くに池澤さんがいたとはいえ、先に先輩に挨拶だろ。基本だぞ」
「はーい。鷲宮主任、おはようございます」
「はい、おはよう」
鷲宮主任は普段は温厚だが、こういう面には厳しい。
匠海くんもこんな調子だけど、仕事はバリバリこなしている。
「じゃあ…給湯室に行ってきますね。匠海くん、ミルクは?」
「一個。砂糖はいいや」
「了解」
鷲宮主任は、次期係長との噂がある。
一ヶ月ほど前だっただろうか。お昼休みに化粧室で食後の歯みがきをしていた時のことだ。
女性社員二人が話をしながら入ってきた。
「ねぇねぇ、このフロアってかっこいい人多くない!?」
「あ、私も思った!営業事務なんて面倒~って思ってたけど、何か頑張れそう」
(こらこら…仕事の活力源がイケメン社員って。いいけどさぁ)
邪魔になると思い、空間の端に移動した。
話を聞いている限りでは、どうやら同じ階の営業課の所属で、私より1、2年後輩らしい。何となくメイクののり具合が違うし。ピチピチ肌が憎い。
「はーい。鷲宮主任、おはようございます」
「はい、おはよう」
鷲宮主任は普段は温厚だが、こういう面には厳しい。
匠海くんもこんな調子だけど、仕事はバリバリこなしている。
「じゃあ…給湯室に行ってきますね。匠海くん、ミルクは?」
「一個。砂糖はいいや」
「了解」
鷲宮主任は、次期係長との噂がある。
一ヶ月ほど前だっただろうか。お昼休みに化粧室で食後の歯みがきをしていた時のことだ。
女性社員二人が話をしながら入ってきた。
「ねぇねぇ、このフロアってかっこいい人多くない!?」
「あ、私も思った!営業事務なんて面倒~って思ってたけど、何か頑張れそう」
(こらこら…仕事の活力源がイケメン社員って。いいけどさぁ)
邪魔になると思い、空間の端に移動した。
話を聞いている限りでは、どうやら同じ階の営業課の所属で、私より1、2年後輩らしい。何となくメイクののり具合が違うし。ピチピチ肌が憎い。