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教えて、あなたのキモチ
第1章 パーティーと言う名の合コン
―日曜日。
昨日のうちに美容院に行き、オフホワイトのツイードのワンピースに身を包んで、今はドレッサーの前でメイク中。
(…よし、っと。こんなもんかな)
パーマをあてた髪は編み込みアレンジのハーフアップにして、仕上げにチェリーピンクのグロスを塗った。
美和とはホテル前で待ち合わせて行くことにしていた。約束の時間は午後5時半。あと一時間後。
コートにストールを引っかけて、バッグを掴むと自宅を後にした。
大通りでタクシーをつかまえて、「横浜市鶴見区のコンスタンティンホテルまで」と行き先を告げる。
しばらくは流れる風景を何気無く眺めていたが、目的の豪華な作りの建物が見えてくると、
(さすがは有名ホテル…立派だわ…)
息を呑む私に気づいたのか、運転手さんがバックミラー越しに話しかけてきた。
「お客さん、コンスタンティンホテルに何か用事あるんでしょう?」
「あ…はい。友人にパーティーがあるからって招待されたんです」
昨日のうちに美容院に行き、オフホワイトのツイードのワンピースに身を包んで、今はドレッサーの前でメイク中。
(…よし、っと。こんなもんかな)
パーマをあてた髪は編み込みアレンジのハーフアップにして、仕上げにチェリーピンクのグロスを塗った。
美和とはホテル前で待ち合わせて行くことにしていた。約束の時間は午後5時半。あと一時間後。
コートにストールを引っかけて、バッグを掴むと自宅を後にした。
大通りでタクシーをつかまえて、「横浜市鶴見区のコンスタンティンホテルまで」と行き先を告げる。
しばらくは流れる風景を何気無く眺めていたが、目的の豪華な作りの建物が見えてくると、
(さすがは有名ホテル…立派だわ…)
息を呑む私に気づいたのか、運転手さんがバックミラー越しに話しかけてきた。
「お客さん、コンスタンティンホテルに何か用事あるんでしょう?」
「あ…はい。友人にパーティーがあるからって招待されたんです」