この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
教えて、あなたのキモチ
第1章 パーティーと言う名の合コン
…実は合コンだけど。嘘は言っていない、はず。
「へぇ…豪華だねぇ。道理で綺麗な格好してると思ったよ」
「素材は大したことないですけどね」
「ハッハッハッ、謙遜しなさんな。ここら辺でいいかい?」
白髪混じりの頭に、目尻に深いしわを浮かべて、豪快に白い歯を見せる運転手さん。奥にはチラリと銀歯が覗いている。
「はい、ありがとうございました」
料金を支払って降りる時に、
「楽しんでおいで、綺麗な嬢ちゃん」
と一声かけられた。
(綺麗、ねぇ…お世辞でも嬉しいかも)
いい運転手さんだったな、と去っていくタクシーを目で追っていると、後ろからポン、と肩を叩かれた。
「ユウ」
「あ…美和」
「なんだかんだで気合い入ってるじゃない?」
「いや、まぁ…最低限はねって、美和のが断然凄いけど」
毛先だけふんわりと巻いたダウンスタイル。でも黒髪だからどこか艷やかさがある。
ドレスは薄いピンクの膝丈のもの。胸元がカシュクールになっていて色っぽい。
「へぇ…豪華だねぇ。道理で綺麗な格好してると思ったよ」
「素材は大したことないですけどね」
「ハッハッハッ、謙遜しなさんな。ここら辺でいいかい?」
白髪混じりの頭に、目尻に深いしわを浮かべて、豪快に白い歯を見せる運転手さん。奥にはチラリと銀歯が覗いている。
「はい、ありがとうございました」
料金を支払って降りる時に、
「楽しんでおいで、綺麗な嬢ちゃん」
と一声かけられた。
(綺麗、ねぇ…お世辞でも嬉しいかも)
いい運転手さんだったな、と去っていくタクシーを目で追っていると、後ろからポン、と肩を叩かれた。
「ユウ」
「あ…美和」
「なんだかんだで気合い入ってるじゃない?」
「いや、まぁ…最低限はねって、美和のが断然凄いけど」
毛先だけふんわりと巻いたダウンスタイル。でも黒髪だからどこか艷やかさがある。
ドレスは薄いピンクの膝丈のもの。胸元がカシュクールになっていて色っぽい。