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教えて、あなたのキモチ
第1章 パーティーと言う名の合コン
「…というわけ。失礼極まりないんだから。頭きちゃう」
「あー…なるほどね。でもさ」
時折相づちを打ちながら聞いてくれていた美和は、一旦言葉を区切るとカップを傾けてこう続けた。
「初対面で飾らないで話できる相手ってそうそういないわよ?実は相性良かったりして」
(美和の言うことはもっともなんだよね…前半部分は同感)
帰宅して部屋着に着替えるとベッドに寝転がって、バッグから名刺を取り出す。
いわゆる塩顔に分類される部類の整った顔とスラッとした体型は惹かれるものがあった。それは否定しない。
でも、あんな失礼発言連発の人…許せないのは私のことを初老呼ばわりしたことだ。
起業当時のメンバーか聞こうとしただけなのに、遮るから聞きそびれたじゃない。だったら苦労したのかなって…。
篤哉さんのことを考えてしまうのは美和のせいだ。あんなこと言うから。まぁ、でも連絡しない限り会うことないのよね、きっと。頭を振ると、お風呂に入るべくベッドから起き上がった。
「あー…なるほどね。でもさ」
時折相づちを打ちながら聞いてくれていた美和は、一旦言葉を区切るとカップを傾けてこう続けた。
「初対面で飾らないで話できる相手ってそうそういないわよ?実は相性良かったりして」
(美和の言うことはもっともなんだよね…前半部分は同感)
帰宅して部屋着に着替えるとベッドに寝転がって、バッグから名刺を取り出す。
いわゆる塩顔に分類される部類の整った顔とスラッとした体型は惹かれるものがあった。それは否定しない。
でも、あんな失礼発言連発の人…許せないのは私のことを初老呼ばわりしたことだ。
起業当時のメンバーか聞こうとしただけなのに、遮るから聞きそびれたじゃない。だったら苦労したのかなって…。
篤哉さんのことを考えてしまうのは美和のせいだ。あんなこと言うから。まぁ、でも連絡しない限り会うことないのよね、きっと。頭を振ると、お風呂に入るべくベッドから起き上がった。