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教えて、あなたのキモチ
第1章 パーティーと言う名の合コン
しばらくして、痺れた足がようやく動かせるようになると、コーヒーカップを片付けようと立ち上がった。
文句を言っていたからてっきり残っていると思い込んでいたのだが、きれいに飲み干してある。
(何なの…?俺様なくせに変なとこで律儀っていうか…。それに、いきなりキスしてくるし、ほんとに、もう…)
私は無意識に唇に触れていた。
触れてる時間は短いのに、熱をしっかり与えていった。
慣れてる、そう確信させるような。
もしあれ以上長かったら―…
浮かんだ考えを打ち消すように、頭をぶんぶんと振る。
「ち、違う違う!キスされたから気になってるだけだって!ないない!」
わざと明るい声を出して自分に言い聞かせると、コーヒーカップを持ってキッチンに向かった。
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