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教えて、あなたのキモチ
第1章 パーティーと言う名の合コン
秋の夕暮れは風がやたら冷たい。マフラーに顔を埋めながら早足気味に家路を急いだ。
私は大学卒業後、就職を機に一人暮らしをしている。セキュリティつきのマンションで、5階の角部屋。家賃は…そこそこいい値段だ。
二重ロックの鍵を解除して、ブーツを無造作に脱ぐとリビングのソファに直行した。
(ヒールがキツイ…足痛いなぁ…)
フラットなパンプスにすればよかったと後悔しながら、買ってきた雑誌をバッグから取り出す。
ローテーブルに広げて眺めていると、バッグの中の携帯が震えた。数秒で止まったのでたぶんメールだろう。
取り出して確認すると、ズバリ当たり。差出人は美和だった。


件名:さっきの電話の。
―――
パーティーは午後6時からの立食式だよ。
会場は横浜のコンスタンティンホテル3階 天翔の間。
敢えて言わなかったけど合コンだからそのつもりでね(^-^)vよろしく~
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