この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
教えて、あなたのキモチ
第3章 思いがけぬ再会

抱き寄せた力とは対照的に、優しく背中を撫でてくれる篤哉さん。
ぽんぽんと、まるで子供をあやすように。
大きな安心感に包まれて、頬を伝っていた涙はいつの間にか止まっていた。
「…ありがとうございました、送ってくれて」
「いや…おやすみ」
「おやすみなさい」
そう言ってドアを閉めかけた時、勢いよくドアが開いた。
「わっ…」
反動でトン、と篤哉さんの胸にぶつかる。
「忘れ物を思い出した」
(は…?)
首を傾げる私の頭をポンとしてつかつかと中に入って行く。
「ちょ、ちょっと…篤哉さん!?」
慌てて後を追いかけた。
「お前あの様子じゃ気が昂って寝れないだろ。泊まってやる」
ソファに悠然と座り足を組んで、とんでもない発言をされた。
「と、泊まるって言ったって…。大丈夫ですから!一人で寝れます!!」
ふーん、と口端を上げて顔を覗き込まれた。
「泣いてたくせにな?」
(うっ…)
さっきまでの優しさはどこへやら。
ぽんぽんと、まるで子供をあやすように。
大きな安心感に包まれて、頬を伝っていた涙はいつの間にか止まっていた。
「…ありがとうございました、送ってくれて」
「いや…おやすみ」
「おやすみなさい」
そう言ってドアを閉めかけた時、勢いよくドアが開いた。
「わっ…」
反動でトン、と篤哉さんの胸にぶつかる。
「忘れ物を思い出した」
(は…?)
首を傾げる私の頭をポンとしてつかつかと中に入って行く。
「ちょ、ちょっと…篤哉さん!?」
慌てて後を追いかけた。
「お前あの様子じゃ気が昂って寝れないだろ。泊まってやる」
ソファに悠然と座り足を組んで、とんでもない発言をされた。
「と、泊まるって言ったって…。大丈夫ですから!一人で寝れます!!」
ふーん、と口端を上げて顔を覗き込まれた。
「泣いてたくせにな?」
(うっ…)
さっきまでの優しさはどこへやら。

