この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
教えて、あなたのキモチ
第3章 思いがけぬ再会
「何も聞かないんですね」
「だいたいの察しはつく」
「…笑えばいいじゃないですか」
「……」
「お察しの通り、さっきの…元彼と、…浮気相手です。男奪られてその後二年も彼氏作らないで、いつまでも感傷に浸ってるかわいそうな奴だって、笑えばいいじゃないですか!」
人気のない、しんとしたエントランスに、私の泣き叫ぶ声だけが響く。
「そんなこと言ってないだろ、落ち着けって」
「やだ!あんな女、大嫌い…!あの子に靡いた秀一だって、嫌い…。ケンカ別れして嫌いになって吹っ切れたつもりでいたのに、あんなの見たら心穏やかでいられるわけないじゃないですか!!」
「おいってば」
「嫌いになったはずの人…心のどこかでまだ想ってる!やだ、こんな私…嫉妬心剥き出しで、嫌い…、嫌い…!」
「唯衣!」
大きく、でも諭すように名前を呼ばれて、はっと我に返った。
「分かったから…落ち着け。な?」
そう言って力強く抱き寄せられ、腕の中にスッポリおさまった。
/129ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ