この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
教えて、あなたのキモチ
第3章 思いがけぬ再会
「…化粧してもしてなくてもあんまり変わんないんだな?」
「…!」
篤哉さんはフッと笑って、掴んだ腕を解放した。
私は自由がきくようになると、すぐに身体の向きを変えて、キッチンに逃げ込んだ。
悔しくもバクバク音を立てる心臓を気にしながらも、やかんのお湯をカップに注いでいく。
例によってネスレのドリップコーヒー。
お湯を注いだ瞬間に立ちのぼる豊かな香りのおかげか、幾分か気持ちが落ち着いた気がする。
「どうぞ」
篤哉さんは静かにそれを口に運んだ。
「…この前のと違う味だな」
「この前のはブルーマウンテンで、今淹れたのはブレンドされたものです。コクは深いけど酸味は軽い方なので、多少は飲みやすいはずです。好き嫌いあるって言われればどうしようもないですけど…」
「まぁ、確かに」
その後は特に会話をすることもなく、音と言えばコーヒーを飲む音だけ。
中身が空になる頃、篤哉さんがおもむろに口を開いた。
「さっきの…」
「はい?」
/129ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ