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第12章 昴と桜のクリスマス

昴はクリスマスの朝桜を迎えに行って車でペンションまで車を走らせ途中で昼飯を食べた時に…

昴「行き先？クス…ペンションだよ…クリスマスに人気なんだってさ…凄く綺麗らしいから…」

桜「！！へぇ…凄く楽しみ…」

そう言ってクスクス笑う桜を連れてペンションまで走り車を止めて預かっていた鍵を出して開けて中に桜を入れてドアを閉める…

桜「うわー…モミの木でツリーが置いてある…」

昴「クス…桜…それが本番じゃ無いよ…あそこのソファーの前から見る外の方…今はまだイルミネーションが着いて無いけど…」

ソファーの前全てがガラス張りになっていて中央に噴水とモミの木数本それ以外にも色々と置いてある…

さらに桜はまだ気が付いていないがモミの木の下に桜宛のクリスマスプレゼントの一つが置いてある…

しばらく外を見ていた桜に…

昴「桜…あそこのプレゼント受け取って欲しいんだけど？」

桜「へ？どこ？」

桜は分かっていないようだったので指を指して教えてやる…少し大きな箱が置いてある…

それに近づいて…

桜「えっ？こ、これ？」

昴「クス…そう…それ…開けてみ…」

桜は頷きその場で包装を丁寧に解いて箱の蓋を開けて中身を取り出す…もう冬も半分過ぎているが数年は使えるような桜の衣服に合わせて購入したコートだった…

昴「桜が良く買う店あの事務所の紹介だったろ？だからそこに聞いて色は俺が選んだ…数年はそれで行けるらしいから…」

桜「…うん…昴…ありがとう！」

最近益々綺麗になって来た桜の顔が満面の笑みを浮かべてそう言う…

昴「これでコート買う必要無くなった？」

桜「！！…うん…」

とりあえず箱に戻して部屋を昴と見て周り室内に掛け流しの露天風呂と室内風呂が一体になった浴室と寝室はクイーンサイズのベットが２つ合わせた物もクリスマス仕様でコーディネートされていた…

一応キッチンも文句なしの設置と大きな冷蔵庫、レンジなども揃っていた。

桜「ここ2泊３日居れるの？」

昴「そっ！全部用意してくれるから…夜のディナー今日は違う場所だけど後は全て運んでくれるよ…室内には誰も入って来ないし…」

桜は昴の意味ありげな言葉に真っ赤になった…

昴「クス…イルミネーションが台無しになるような事はしないから…」

桜「あっ…う、うん…」