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昴の大学生活
第23章 【番外編】和也と綾
そんな幸せな話を幾度かして年が明け綾に異変があったのは…

卒業式の前日…

仕事を終えて帰ると綾が出迎えてくれそれを抱き締めてキスする…同棲してから毎日変わらずにそうしていたが…綾の手に邪魔され…

和也「?何?」

そう言って顔を見て少し顔色が悪い綾に…

和也「ちょっと顔色悪いな…大丈夫?」

そう腰を抱いたまま頬に手を当てて聞く…

綾「……うん…大丈夫…あ、あのね?」

和也「…?」

綾「多分…妊娠…」

綾がそこまで言って和也は綾を抱き締めて大声で…

和也「うお!やった〜!!マジ?マジで?」

と綾をぎゅーぎゅーと抱き締めて綾の…

綾「!!ちょっ…か、和也!…く、苦しい…」

それにバッと抱く力を緩め顔を覗き込み…

和也「ご…ごめん…俺…おかしくなりそう…」

綾「…まだ病院行って確認した訳じゃあないから…」

そう言う綾に…

和也「!!すぐ行こう…ちょっと待って…」

和也はもう綾の言葉より早く鞄を落として携帯で近くの産婦人科に電話していた…

和也「は、はい…じゃあ…今から…10分ほどで伺います!はい!」

そう言って電話を切ってすぐまた電話でタクシーまで呼んで…終わるとそっと腰を抱いて部屋のソファーまで連れて行き座らせる…

綾「和也ったら…もう…クスクス…」

和也「クスクス…色々と調べないとな…綾…明日…卒業式だろ?大丈夫か?」

綾「…うん。」

和也「…俺…仕事休む…心配だし…」

綾「!!駄目だよ?私は大丈夫!ちゃんと仕事行って!」

和也「…でも…」

そんな問答をしているとタクシーが来て…和也が綾の腰を抱いてゆっくりタクシーに乗せて産婦人科に…結果…綾は妊娠三ヶ月弱と分かり和也はおかしくなりそうになりながらも色々と確認をして帰りまでタクシーを呼んで綾を部屋に連れ帰って何度もキスしまくった…

その後の和也は電話を順番にしながら興奮して綾にも手がつけられないほど喜び狂った…

…が…

漸く落ち着いてベットに入ってから…

和也「…あっ…そうか…しばらく出来ないんだ…」

綾にキスして覆い被さりかけてそう言ってひっくり返り…横抱きに綾を抱いて…

和也「…俺が襲いそうになったらちゃんと止めてくれよ?」

綾「クスクス…はい…」
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