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サイドストーリー10
第1章 虹色の楽譜

自分の音楽が怖くなったのはいつからだっただろう。
大会の前に怖くて怖くて狂うほど弾いて、布団にもぐりこんで目をつぶる。
ついこの前にも思える大会での酷評が脳裏から離れないで俺を追い詰める。
その恐怖から逃れるように大会から離れ
恐怖を胸の奥底に隠し
自分の心も。
音楽を愛する気持ちさえ隠した。
それでも・・・
自分の音楽を心のどこかで愛して
自分の音楽を認めてあげたくて
それでも怖くて憎くて・・・
音楽を捨てられない自分に嫌気がさして
それでも音楽を愛していた。
そして・・・
茜さんを置いて
いや、茜さんを捨てて
日本を離れて数々のコンクールに出始めて、またあの恐怖が俺を襲った。
音楽を恐れる資格なんかないはずだ。
そのために日本を離れた。
そのために茜さんを捨ててきたんだ。
音楽を恐れる資格は俺にはない。
震える指先を何度も何度もこすりつけて
息を何度も吹きかける
この指が震えるのを許す資格すらないように思えて
見えないように胸に抱え込む。
大会の前に怖くて怖くて狂うほど弾いて、布団にもぐりこんで目をつぶる。
ついこの前にも思える大会での酷評が脳裏から離れないで俺を追い詰める。
その恐怖から逃れるように大会から離れ
恐怖を胸の奥底に隠し
自分の心も。
音楽を愛する気持ちさえ隠した。
それでも・・・
自分の音楽を心のどこかで愛して
自分の音楽を認めてあげたくて
それでも怖くて憎くて・・・
音楽を捨てられない自分に嫌気がさして
それでも音楽を愛していた。
そして・・・
茜さんを置いて
いや、茜さんを捨てて
日本を離れて数々のコンクールに出始めて、またあの恐怖が俺を襲った。
音楽を恐れる資格なんかないはずだ。
そのために日本を離れた。
そのために茜さんを捨ててきたんだ。
音楽を恐れる資格は俺にはない。
震える指先を何度も何度もこすりつけて
息を何度も吹きかける
この指が震えるのを許す資格すらないように思えて
見えないように胸に抱え込む。

