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blossom
第6章 Love5:入れない男
落ち着きかけていた痺れがまた一点に集まり始める。

クチュチュチュチュ…
冴島さんがそこばかりを舌で転がす。
「も…だめぇ…またぁあぁっ………っんっ!」

あっという間に強引に頂点を超えさせられて、腰からストンと力が抜ける。それなのに、まだ冴島さんの口は吸いついたまま、今度は舌で押しつぶすようにして刺激をし続けている。

「やぁっ…だめだめだめ…もぅ…いやぁっ…」
冴島さんに潰される刺激で、大きくガクガクと下半身が反応してしまう。

「つっ…強すぎっ…だめっ…………んん…」
昂ったまま刺激されているせいなのか、トーントーンとジャンプするみたいに快感の階段を駆け上がっていく。

「またっ……ああっ………」
視界が狭まって、またクリトリスに何かが集まり始めるのに備えて、息ができない。

(怖い怖い怖い…すごいのがきちゃうっ)

冴島さんの口の中に吸い込まれ、すごい速さで弾かれる。


「…ひぃ…っっくっ!………………」



長く続く浮遊感のような快感だった。




冴島さんの口の中に潮を噴き出していたことも薄々分かっていたけれど、構っていられないほどの快感だった。


ふわりとソファに着地する。

冴島さんが喉を鳴らして飲み込んだのが聞こえた。

私はまるで言葉を忘れてしまったかのように口が動かせなかった。



ドッドッドッという心音と、脱力感だけだった。
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