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第6章 Love５：入れない男

「気持ち…いいです……とても…」

「どこが気持ちいいですか？」

「クリトリス……
クリトリスが…気持ちいいです…」
鼻から息が漏れながらも、冴島さんに伝えた。

「いいですね、卑猥なさくらさんも…」
ジュブッと溢れてた汁を吸われる。

（卑猥なわたし…）
何故かその言葉に身体が反応してしまう。

冴島さんの温かい口の粘膜に包まれて、更に舌で連続的に弾かれると、全身の神経がほんの小さなクリトリスにすべて集中していく。
「ぁあん…そこばっかり…されると…」

冴島さんの舌は動き続け、快感の頂点が見えてくる。
「はぁ…すぐ………ぁ…………」

「………っっん！」
破裂した快感は全身に甘く広がっていく。その感覚を味わう間もないほどに、冴島さんの舌は私の中に入ってきて、とめどなく出てくる粘液を舐めとっている。

「はぁっ…いいですね…美味しいですよ…」
ジュブッ…ピチュッ…と音を立てる。

「恥ずかしい………っあぁんっ！」
まだジンジンと痺れを発しているところ…クリトリスにまた冴島さんが吸いついたのだ。

「だめっ…まだ…あぁっ…痺れて……」

太ももに絡みついていた冴島さんの手を外して、何とかその強い刺激から逃げようともがく。