パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第6章 Love５：入れない男

サンダルもその液体まみれになるほどに、濡れてしまった。出ていることは分かっていたけれど、恥ずかしさよりも解放された快感の方が勝っていた。

濡れてしまった私の足からサンダルを外すと、隙間なく冴島さんの舌が舐めとった。全ての指を一本ずつ口の中で転がした後は、ベローンと下半身全てに唾液を塗りつける。そして、一通り冴島さんに染め終えるとまたクリトリスに吸いつき始める。


「次はどっちでイクか教えてくださいね」

「どっち…」

冴島さんの長い指がまた私の中にきた。でも、どちらも激しい動きはない。

それなのに私はまた簡単にのぼっていく…



「いっ……………ぅっ…んんっ！！」

腰が震えて、クリトリスから冴島さんの口が離れてしまうと、とても愉快そうに言った。

「どっちか教えてって言ったでしょう？」


「わか…ないっ……」

「さくらさん、ちゃんと集中して」


（集中してるの…しすぎる程に。
他のことなんて何も考えられないの…）


視覚からの情報がない今、全ての感覚が一部分に集まっていて、ずっと沸騰しているのだ。


そしてここへ来て、冴島さんの指が初めて抜き差しするような動きを始めた。細い指が一本ゆっくりと動く。

「っはぁん……んんっ…っく……」

「今度はわかるかな？」

「中ぁっ…中がっ………ぃっ」

冴島さんの唇がおへその下に触れ、舌がそこに線を引くと、それすら絶頂への引き金になりそうだった。