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blossom
第6章 Love5:入れない男
「冴島さん…」
別れぎわ、ずっと気になっていたことを聞いてみようと思った。

「あの…えっと…どうして…その…」

「舐めるだけなのか…ですか?」

「…はい。」

「自分が射精するよりも、あなたが気持ちよさそうにしていることの方が気持ちいいんですよ」

「…」

「満足して頂けませんでしたか?」

「まさか!大満足です!最高でした!!」

「ふふっ……それは良かった。」
意図せず大きな声で満足を伝えてしまったことを、若干後悔した。

そしていつものパーキングに着いてしまった。当たり前のように手を繋がれる。
「また会って頂けますか?」
そう言って、まっすぐに私の方を見た冴島さん。

「でも…いいんですか?あんな恥ずかしい姿、いっぱい見せちゃって…」

「最高!…でしたよ」
からかわれているような気がして、冴島さんの腕をペチンと叩いた。

そして抱き寄せられて唇が重なる。もうきっと貰ったばかりの新しい下着にも私の体液が染み込んでいるはずだ。


タイムリミットが近づく。

「さくらさん、言おうか迷ったんですが…」
繋いだままの手が更に強く握られた。

「複数の人間に同時に舐められることに興味はありますか?」

「ふく…すう?」
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