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blossom
第10章 Love9:触れる男
「…っ…っく……っふぅっ…っくぅ!!」

足を大きく広げたまま腰だけがうねるようにガクガクといつまでも痙攣した。男の手が下着から抜けていっても、呼吸は荒くみだれたままだった。

ジジジ…と音がして手首を掴まれると、外に出された男性器に触れさせられた。鉄の棒のようにガチガチに硬くなっているそれを握るように促される。

私の手の上から男の手が被さり、上下に動かす。
こんな硬さのものに掻き回されたらどんな感じなのだろう…
さっきまではもう十分と思っていたくせに、繋がりたくてウズウズし始めてしまう。

男の手が再び下着の中に戻ってきた。
今度は開いて直接ではなく、揃えた指先で周りの皮ごとムニンムニン…と捏ねるように触られる。

じれったいような速度で捏ねられ、太ももには鳥肌がたつ。動かされていた右手はいつの間にか自分から動かしていた。まるでもっと触ってと催促するように。

歯がゆかった快感も次第に高まる。

コリッコリッ…とクリトリスの芯を潰すような刺激に神経を集中させて、自分でも高める。

ゆっくりとした絶頂だった。

右手で男性器を握りしめながら、プチンと弾けてじんわりと広がっていくような快感を堪能するように味わっていた。
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