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blossom
第11章 Love10:そそる男
(もっと…近くにキスして…)

「はぁ…あなたの前だと理性が効かなくなる」
冴島さんはため息混じりに腕時計を外す。胸ポケットに入れると、ジャケットを脱いだ。そして出窓に軽くお尻を載せた私の股に顔を埋めて、深呼吸を繰り返した。鼻がクリトリスに押しつけられる程に強く顔を埋めている。

「いい香りがしますよ、さくらさん」

「恥ずかしい…」

「男を惑わせる香りだ…味はどうかな」

レース越しにもしっかり感じる舌の感触。

「あぁ悪い人だな、あなたは」
もう一度レース越しに舐めあげられる。
「っはぁぁん…」

「美味しい蜜で花びらを濡らして男を誘って」

片足を出窓に載せ、大きく開かれてしまった。更に指で広げられると、小さなレースからはその花びらの一部がはみ出てしまった。

「ルールを…破らせる」

舌先がそれをなぞり、優しい唇が吸いつく。膝がガクッと反応するけれど、本当はもっと吸って欲しいところがある。

「冴島さん…お願い…ク…クリトリスを…」

「クリトリスを?どうして欲しいですか?」

「気持ちよくして…ください」

「それなら下着をずらして、ご自分で」

目をぎゅっと閉じたまま、下腹部の紐になっている部分に指をかけた。

「は…恥ずかしいです…」

「そう、そのまま横にずらして…」
冴島さんの言葉に後押しされて、クリトリスを覆う僅かな布地を横にずらした。
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