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blossom
第2章 Love1:ハジメテの男
ベッドの下に次々と落ちていく、私を隠していた布たち。その上に、山根くんを覆っていた布が重なっていく。


肌と肌の接触がこんなにも気持ちよかったことを、私はずっと忘れていた。

腕枕されて抱きしめられて、その胸の中に埋もれる。
「…気持ちいい…」

山根くんの胸の鼓動を直に耳で聞く。

「宮野の身体…すごく触り心地がいいな」

髪を撫で、肩から背中、そしてお尻…
山根くんの温かい手が優しく撫でていく。

私は無意識に、目の前にある山根くんの胸板に唇を押しつけた。

…っ…ちゅっ………ちゅっ…

肩をぐいっと倒されて、今度は山根くんの唇が私の背中にキスをする。

「ふぅんっ……」
指の関節はもう赤くなっているけれど、それでもそうしなければ声が漏れてしまうのだ。

パリッ…ガサガサ…
山根くんがまたコンドームをつけているのが気配でわかる。

後ろからあてがわれた男性器は、乾くことを忘れた私の中にヌルリと、いとも簡単にまた収まった。

少し上げられただけだった私の右足は、山根くんの動きと共に持ち上げられ、大きく広げられてしまった。
(こんなに広げられるなんて…)

「こんなの…はっ…はずかしぃ…」

ヌップ…ヌチュッ……ヌップン…
その音を聞かせるかのように、大袈裟に動かされる山根くんの男性器は、私の中の至るところを突いて押して引っかいた。
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