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blossom
第13章 Love12:愛する男
「もう…冴島さんの…だからっ…」


冴島さんは頭を支えて私の目を自分に向けさせる。
「あなたの中でイッていい?」

「いいよ、イッて…私に出してっ!」

チュッ…チュッ…と音を立てながら、おでこや頬、耳、至る所にキスをした。
そして、ガバッと覆いかぶさってきた冴島さんにしがみつく。汗ばんだ背中と熱い息を感じて、一気にまたあの快感が近づいてきてしまう。

「あっっだめっ…イッちゃっ…」

「待って!一緒にイこう!」

「がまっ…できな……ぁぁっ…」

「イクよ…出すよっ…さくらさんっ…」
「ぁあっ……あんっイクゥゥッ!!!」

脈打つ感覚はコンドーム越しにも分かる。繋がったままで抱き合う。息が整ってくると、そのままでまたキスをした。

「冴島さんの精子…本当は直に受け止めたかった」

「またそんなこと言って」

唇が触れたままの会話が最高に気持ちいい。

「せめて…舐めてもいい?」

「えぇ…?じゃあ俺も」

さっきの体勢に戻ってお互いの性器を舐め合う。
少しずつ小さくなっていく冴島さんのおちんちんから、精子を一滴も残さないように舐めとる。


「美味しくないでしょう?」

「美味しいよ、もっと出して」

「もう仕事のことなんか忘れて」

「うん。部下のミスも上司の顔も忘れて。」

はははとお互いの性器を舐めながら冗談を言い合う。
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