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blossom
第13章 Love12:愛する男
また身体の向きを揃えるころには、もう外は完全に陽がのぼっていた。

「離れたくない…ずっとこうしてたい…」
冴島さんの脇に顔を埋める。
うっすら生えている脇毛ごと脇を舐めると、擽ったがってかわいい。

「私もですよ。私もずっとこうしていたい。」
身体がこっちを向いて、また抱きしめられた。

「あ!私に戻っちゃった」
顔を上げて冴島さんの表情を伺おうとすると、シーツをかけられてしまった。

シーツの中で冴島さんの身体を手のひらで撫でた。次はいつこんな風にすごせるのだろう。

「さくらさん?」
覗き込んだ冴島さんが、優しく微笑んだ。

「朝は部屋で食べましょうか」

「いいですね」

「その前にシャワーを」

「一緒に?」

「いいですね」

二人はまるでアダムとイブのように、裸のままで手を繋いで歩いた。
ジャグジーの中でも何度も唇を重ね、チェックアウトまでここで過ごすことで意見が一致した。

朝食が届くまで、二人とも裸でベッドで過ごした。何度も抱き合い、お互いの体温を確かめあう。


素肌の上に冴島さんのシャツを着て、朝食のパンを口に運んでいる私を冴島さんが食べる。クリトリスを啄まれ、乳首を擽られ…なかなか食べさせては貰えなかった。


朝食の後で冴島さんのゼリーも、また二人で一緒に味わった。

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