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blossom
第16章 Love15:焦らす男
喉の奥まで受け入れれば受け入れるほど、頭がポーッとなって気持ちいいような気がしてくる。単なる酸欠状態なのかもしれない。

グチュックポッと口の奥で音がする。ネバネバの唾液が涼くんのおちんちんにまとわりつく。

壁に固定されていた手は、いつの間にか下ろされて、涼くんの大きな手にそれぞれが包まれていた。

うっとりとした気分で目の前の唾液まみれのおちんちんを見ていた。

(ぁ…涼くんのおちんちん…)
ボーッとしている頭は、天国のような心地よい世界でぼんやりと思う。

(ぁあ…口の中にもうないってことか…)
ゆっくりと頭が動き始めるけれど、口の中にないという事実が寂しいという感情の方が大きい。

(舌で舐めたいな…)
また舌を出して大きな口を開けながら顔を近づけていこうとして、やっと繋がれていた手に気づく。

身体の中から感情の塊が堤防を決壊させて溢れ出てくる。理由は分からないけれど、ポロポロと涙が出てきてしまうのだ。


繋いだ手を引かれて立ち上がらせてもらい、そのまま両手を引かれてベッドに向かう。
ベッドに座った涼くんの前に、向かい合って立つ私に優しい声で言った。
「片足をベッドにのせて」

黙って言われた通りにする。

涼くんの指が一本おまんこの中に差し込まれた。
「うっ…ふぅんんっ…」

指を動かされた訳でもないのに、崩れ落ちそうな程敏感になっている。
「肩に掴まっていいよ」

涼くんの両肩に手を置いて、与えてもらえる快感を心待ちにしていた。
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