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blossom
第16章 Love15:焦らす男
「やぁああっ…中……してっ…………………」
それだけを言うのが精一杯だった。


「いいよ…いっちばん奥な」
ダンダンダンと打ちつけられているのは分かっていた。




身体を失ったかのような、空を飛んでいるかのような気分だった。全身の皮膚は指の先までゾワゾワとした感覚に覆われて心地よく、何より全身がおまんこになったような強烈な絶頂の快感だった。

温泉に入っているような温かさ…涼くんの熱い精子が放たれたんだ。

脈打つおちんちんによって、また快感の波が起こされる。


「……ぅう゛う゛っ…」

こんなに気持ちがいいのに、モンスターみたいな声しか出ない。


太ももを伝っていく温かさは潮では無さそうだ。



強ばっていた指先から力が抜けていく。ふくらはぎや太ももからも力が抜けて、くたっとベッドに倒れ込んだ。

ニュルンッと涼くんが抜けてしまった。
「ぁあっはぁあ…」


完全に身体から力が抜けることで、こんなに硬直していたのかと驚く。



強烈な睡魔…

涼くんは話しかけてくれているけれど…
もう…




私は膣から精子を垂れ流しながら、眠ってしまった。









「さくら、そろそろ起きないと」

涼くんは優しく起こしてくれた。
すっかり身支度を整えて。
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