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blossom
第17章 Love16:虐げる男
小学校のPTAの集まりがあった土曜日のこと。帰宅して、作業をしようとバッグを開けると、肝心な書類を印刷室に忘れてきたことを思い出す。
すっかり日が短くなってきた。薄暗くなりかけた校舎には人の気配もなくて、大人だけど少し怖い。
用務員室を除くと、巡回中の札がかかっていた。
勝手に入るのも憚られて、用務員さんが戻ってくるのを用務員室の前で待つことにした。
畳敷きの部屋の中に雑誌が広げたままになってある。
暇つぶしにちょっと覗き込んでみると、グラビアだろうか、水着姿のような女性が写っていた。
いや、違う。
セクシーなランジェリーを身につけた女性が首輪に繋げられていた。冴島さんに一番初めに貰った黒の下着に似ている気がして、目が離せなくなる。
真っ赤な首輪をつけられて、繋がった鎖のチェーンはゴツゴツとした男の手に握られていた。
一歩近づいて見ると、その女性の手首は手錠のようなものが付けられていて、不自然なポーズになっていた。
ジュクッと私の中がうねった。
廊下をキョロキョロと見渡してみても、人のくる気配は無い。こんなに静かな校舎の中、きっと足音か近づけば気づくはず。
呼び寄せられるかのように用務員室の中に入り、その雑誌のページを捲ってしまう。
モザイクで見えない部分よりも、その女性の恍惚とした表情や身体の自由を奪われている様子に見入っていた。
すっかり日が短くなってきた。薄暗くなりかけた校舎には人の気配もなくて、大人だけど少し怖い。
用務員室を除くと、巡回中の札がかかっていた。
勝手に入るのも憚られて、用務員さんが戻ってくるのを用務員室の前で待つことにした。
畳敷きの部屋の中に雑誌が広げたままになってある。
暇つぶしにちょっと覗き込んでみると、グラビアだろうか、水着姿のような女性が写っていた。
いや、違う。
セクシーなランジェリーを身につけた女性が首輪に繋げられていた。冴島さんに一番初めに貰った黒の下着に似ている気がして、目が離せなくなる。
真っ赤な首輪をつけられて、繋がった鎖のチェーンはゴツゴツとした男の手に握られていた。
一歩近づいて見ると、その女性の手首は手錠のようなものが付けられていて、不自然なポーズになっていた。
ジュクッと私の中がうねった。
廊下をキョロキョロと見渡してみても、人のくる気配は無い。こんなに静かな校舎の中、きっと足音か近づけば気づくはず。
呼び寄せられるかのように用務員室の中に入り、その雑誌のページを捲ってしまう。
モザイクで見えない部分よりも、その女性の恍惚とした表情や身体の自由を奪われている様子に見入っていた。