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blossom
第3章 Love2:知らない男
自社の薬箱を持った大人の男が、眉を下げて困った顔をしてるのがおかしくて、素直に治療を受けることにした。
「すみません…お言葉に甘えてもいいですか?」
「もちろんです!」
「でも、貸していただければ自分でしますから、大丈夫です。大人ですから。」
ふふふと笑ってみた。
「そうですか、でも任せてください。私はプロですから。」
そう言うと、胸ポケットから写真付きの社員証を見せてくれた。〘冴島幸貴〙と書いてあった。
結局、清潔そうな独特の匂いの充満する知らない車のなかで、ドキドキしなからストッキングを脱いだ。
中から窓をノックして、準備が出来たと伝えるとウィーンとドアが開いて、太陽の光の元で私の膝を観察し始めた。
「すみません、少し砂利がついているので、洗い流させてください。ちょっと痛いかもしれませんが…」
「ふふっ、大丈夫ですよ、お母さんですから。」
「えぇっ?」
「見えませんか?」
「いや、そうですよね。勝手に独身かと…」
受け皿のような容器をあてがって、膝に水をかけてくれる。膝の前に男性の顔があるという違和感も、なぜだか受け入れてしまえるのは、端々にうかがえる人柄の良さからかもしれない。
「よし全部とれた!」
私を見上げた顔がとても爽やかで、ついドキッとしてしまった。
「すみません…お言葉に甘えてもいいですか?」
「もちろんです!」
「でも、貸していただければ自分でしますから、大丈夫です。大人ですから。」
ふふふと笑ってみた。
「そうですか、でも任せてください。私はプロですから。」
そう言うと、胸ポケットから写真付きの社員証を見せてくれた。〘冴島幸貴〙と書いてあった。
結局、清潔そうな独特の匂いの充満する知らない車のなかで、ドキドキしなからストッキングを脱いだ。
中から窓をノックして、準備が出来たと伝えるとウィーンとドアが開いて、太陽の光の元で私の膝を観察し始めた。
「すみません、少し砂利がついているので、洗い流させてください。ちょっと痛いかもしれませんが…」
「ふふっ、大丈夫ですよ、お母さんですから。」
「えぇっ?」
「見えませんか?」
「いや、そうですよね。勝手に独身かと…」
受け皿のような容器をあてがって、膝に水をかけてくれる。膝の前に男性の顔があるという違和感も、なぜだか受け入れてしまえるのは、端々にうかがえる人柄の良さからかもしれない。
「よし全部とれた!」
私を見上げた顔がとても爽やかで、ついドキッとしてしまった。