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blossom
第20章 Love19:狂わせる男
そのフワフワが首筋から耳を通った瞬間、擽ったさから性的な快感に切り替わった。全ての刺激が不思議と全てクリトリスへと電気信号として伝わっていく。

そうなると今度はもどかし過ぎて、いてもたってもいられなくなる。

「ぁぁ……っふっ…も………ぁ………ん…」

気持ちいいけれど、一番欲しいところには来てくれない。乳首やクリトリスのギリギリまで近づいてきてくれるのに、触れてはくれないのが辛くて堪らない。
つい残念そうな声をあげてしまう。

「何?不満そうだね」

「だってぇ…」


(そうだ…涼くんは、ちゃんとお願いしないとしてもらえないんだった…)


乳首のギリギリを円を描くように動かす手は止まらない。

「…乳首も……乳首もして欲しいの…」

「エロいオネダリだね」

「はぅん…」
涼くんの言葉だけで、乳首がジーンと痺れる。

既に硬く尖って待ち構えていた乳首の先端をそのフワフワで刺激されると、腰がうねる程に気持ちがよかった。

「はぁあんっ…気持ちいいっ……こっちもっ」
まだ触られていない右の乳首を差し出すように持ち上げる。

「こっちのおっばいもしてっ…ぁあっ…」
また乳房の周りからスタートして、ほんの少しずつ乳首に近づいてくる。

(早く…早くぅ…)

自分では気づいていなかったけれど、待っている間中ずっと腰をピクピクと動かして催促していたらしい。
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