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blossom
第20章 Love19:狂わせる男
「りょ……くん…?」

涼くんは、私の横に添い寝しながら私の髪を撫でてくれていた。

(あれ…ベッドの上?)

「さくらさぁ、クリトリス大きくなってない?」

突然変なことを言い出したので、笑ってしまう。
「何言ってる……え?」

涼くんの身体に手を伸ばそうとしたけれど、動かすことはできなかった。涼くんの方に体を向けることもできない。

チャリ…という金属的な音。また捕えられているのだと、すぐに理解した。


「前はこれくらいだったのに」
小指の先の更に先を見せてくる。

「今はねぇ…」
開かれたままのそこに顔を近づけて、指で剥き出しにした。

「まぁ、倍…までいかないけど、1.5倍?
どんだけ吸わせてんの?」
フッとクリトリスに強く息を吹きかけられた。

「っひぃっ…」
自分でも信じられない程に太ももが震えた。


「随分敏感になってるね」

涼くんはそう言うとベッドから降りてしまった。ガチャガチャと音がするので、また何かを探しているのかもしれない。

期待で背中がじんわりと熱くなった。


ベッドに戻った涼くんは、黙ったまま私にアイマスクを着けた。私も頭を上げてそれに協力する。

「涼くん…」
少し不安になって名前をよぶけれど返事はなく、代わりに何かが脇腹に触れた。

「っはぅ……んっ…何?……ふぅっ…擽ったい」
フワフワとした感触が身体中を擽る。
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