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blossom
第20章 Love19:狂わせる男
(…はやく……)


近づいてきていた刺激が、期待とは反対に離れて行ってしまった。

「…ぁ……」
落胆のため息が吐き終わらないうちに、突然乳首にちくんとした痛みが走った。

「はぁぅっ!」
〈痛み〉のはずなのに……

「はぁっ……ぁんっ…」
なぜか甘い声が続いてしまうのだ。

「さくら、うるさいよ。もう声出すな。」

首輪をぐっと下に引かれて、一瞬呼吸が止まる。

焦ってうんうんと頷くと、首輪が緩んだ。

(涼くん…どんな表情してるんだろう…)
想像するだけでうっとりしてしまう。


ちくん…ちくん…と、不規則にあちこちに与えられる痛みに翻弄される。

クリトリスを剥き出しにするだけして、乳首をつつかれたり、かと思えば突然クリトリスの先端を繰り返しつつかれたり…
それでも歯を食いしばって声を出さないように堪える。

「ぐぅっ……ふっ…ぐっ………うっ…」

ジジジと、ジッパーを下ろす音が聞こえる。
(もしかして、おちんちんを入れてもらえるかも)


首輪をしているせいか、それとも元々私の中にあったものなのか分からないけれど、なぜだか涼くんの意地悪が気持ちよくて仕方ない。


「なんだこれ」

割れ目を開かれて、パクパクと開いたり閉じたりされてしまう。ただそれだけで、ミチュウッと音を立てて中からまた蜜を漏らしてしまうのだった。
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