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blossom
第20章 Love19:狂わせる男
スマホの画面には、涼くんが私の口の中に射精するところが映っていた。
ジョー…というおしっこが出ている音が聞こえる。辛うじて、その場所が映っていないのが救いだった。
動画の中の私は、口の中に留めた精子をカメラに見せてから、飲み込んだ。
「今日帰ったら旦那さんとやる?」
「わかんないよ、そんなの」
そうは言ったものの、このところ毎晩だからきっと今日もするだろうとは思っていた。
「俺の精子飲んだ口でキスとかするの?」
「やめてよ」
悪趣味な意地悪。それなのにクリトリスがジンとした。
「さくら、いつでも連絡していいからね。虐められたいときとか、旦那さんで満足できないときとか。」
「ちょっ…声大きすぎ」
「だってさくら、俺とのセックス好きでしょ?」
「…好き……なのかな?」
「じゃなきゃ、あんなにイカないでしょ」
「ぅーん、そうだよね。」
「旦那さんでイケる?」
「それは、うん、イケる…ようになった。」
「前よりはマシになったってこと?」
「ん…まぁ…色々してくれる…って、もぅ!」
公園を出て歩き出す。
大通りに出る直前、急に抱き寄せられた。
力強く抱き締められて、グッと涼くんの胸に顔を埋める。涼くんのその強引さが心を熱くしてくれる。
駅のホームで別れる。
「またね」
「うん、また、ね」
涼くんの含みを持たせた言い方を思い出して、電車の中にまで笑みを引き摺ってしまった。
ジョー…というおしっこが出ている音が聞こえる。辛うじて、その場所が映っていないのが救いだった。
動画の中の私は、口の中に留めた精子をカメラに見せてから、飲み込んだ。
「今日帰ったら旦那さんとやる?」
「わかんないよ、そんなの」
そうは言ったものの、このところ毎晩だからきっと今日もするだろうとは思っていた。
「俺の精子飲んだ口でキスとかするの?」
「やめてよ」
悪趣味な意地悪。それなのにクリトリスがジンとした。
「さくら、いつでも連絡していいからね。虐められたいときとか、旦那さんで満足できないときとか。」
「ちょっ…声大きすぎ」
「だってさくら、俺とのセックス好きでしょ?」
「…好き……なのかな?」
「じゃなきゃ、あんなにイカないでしょ」
「ぅーん、そうだよね。」
「旦那さんでイケる?」
「それは、うん、イケる…ようになった。」
「前よりはマシになったってこと?」
「ん…まぁ…色々してくれる…って、もぅ!」
公園を出て歩き出す。
大通りに出る直前、急に抱き寄せられた。
力強く抱き締められて、グッと涼くんの胸に顔を埋める。涼くんのその強引さが心を熱くしてくれる。
駅のホームで別れる。
「またね」
「うん、また、ね」
涼くんの含みを持たせた言い方を思い出して、電車の中にまで笑みを引き摺ってしまった。