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blossom
第21章 Love20:執着する男
気づけば、冴島さんの家に来てから二時間も経ってしまっていた。

「大丈夫?」

裸のままソファに横たわっている私の髪を撫でながら、優しい笑顔で話しかけてくれた。

「大丈夫」

「もう少し…いい?」

「少しじゃ嫌」

「じゃあ、たっぷり、ね」

私の足を持ち上げて、ソファの背にかけると今度は私に背を向けるようにして舐め始めた。舌の当たり方が変わっても、すぐにまた気持ちよくなってしまう。

気持ちよすぎて私の身体がクネクネと逃げてしまうのを、足ごと抱えるようにして冴島さんが舐め続ける。

「ダメっ…またイッちゃう……」

ビクビクビクビク…と震える下半身は、冴島さんに抱かれていた。

冴島さんの指が一本だけ入ってきたのか分かる。
「ぁっ…今…イッてるのにっ…」

指は一切動かさず、チュブチュブチュブチュブと軽く扱くように歯を掠めながらクリトリスを舌で震わせるだけ。

「あぁあっっぅんっ…」

指の動きを求めて勝手にうねってしまう腰が恥ずかしい。

「やぁぁあんっ…」

せっかく中の壁をゆっくりと撫で始めてくれた指に圧をかけるように締め付けて、動きにくくしてしまう。

「…イッちゃ……だめぇ…出ちゃうっ…」

ソファだけでなく、下に敷かれたラグまで濡らしてしまった。

飛沫がとんで濡れている私の太ももを、チュッ…チュッ…と音を立てながらきれいにしてくれている。
ヒクヒクと痙攣が止まらない内ももの筋を、冴島さんの指が愛おしそうに辿った。
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