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blossom
第24章 The Last Love : 運命の人
「ありがとう」
少し飲んでからグラスをダイニングテーブルに置くと、夫がその残りを一気に飲み干した。
「ふぅっ」
短く息を吐くと、夫は両手を広げた。私が腕の中に来るのを待っているのだ。
大人しく夫の背中に手を回す。
「おかえり…」
強い力で抱きしめられ、夫の愛情と嫉妬に飲み込まれる。
頭、肩、背中、腰、お尻…
まるで形を丁寧に確かめるかのように、優しく撫でられる。
敏感な耳たぶに夫の唇が触れた。
「さくら…」
今までで一番の強さで歯を立てられ、身震いするほど感じてしまう。勝手に身体の力が抜けて、夫にもたれかかっていた。
冴島さんに愛されて燃え尽きたはずだったのに。
身体の中にまだ燻っていた小さな火が、再び熱い炎となって上りたち始める。
両手で顔を支えられ上に向けられると、夫は私の唇を貪る。唇の中に割り入った舌は、私の口の中を余すところなく舐め尽くす。ガツッと歯が当たる感触すら楽しんでいるようだ。
「っんん……はぁっ…」
「愛してるよ」
呼吸すらままならない私は、夫の言葉に返事をすることもできない。夫は口の端から垂れそうな唾液を啜り、手当り次第に吸いついている。
夫の手がスカートを手繰り上げ、中に入ってきた。
冴島さんに贈られたレースのショーツは、溢れる私の蜜を吸うことなく、ただ夫の嫉妬心に油を注ぐためだけにそこに存在していた。
私も夫のズボンに手をかけた。
愛撫はもう十分に施されてきている。
欲しいのはただ一つ。
下着とズボンを太ももだけ下ろした夫は、スカートを捲りあげショーツを横にずらしただけの私の中にそのまま入ろうとしてきた。
少し飲んでからグラスをダイニングテーブルに置くと、夫がその残りを一気に飲み干した。
「ふぅっ」
短く息を吐くと、夫は両手を広げた。私が腕の中に来るのを待っているのだ。
大人しく夫の背中に手を回す。
「おかえり…」
強い力で抱きしめられ、夫の愛情と嫉妬に飲み込まれる。
頭、肩、背中、腰、お尻…
まるで形を丁寧に確かめるかのように、優しく撫でられる。
敏感な耳たぶに夫の唇が触れた。
「さくら…」
今までで一番の強さで歯を立てられ、身震いするほど感じてしまう。勝手に身体の力が抜けて、夫にもたれかかっていた。
冴島さんに愛されて燃え尽きたはずだったのに。
身体の中にまだ燻っていた小さな火が、再び熱い炎となって上りたち始める。
両手で顔を支えられ上に向けられると、夫は私の唇を貪る。唇の中に割り入った舌は、私の口の中を余すところなく舐め尽くす。ガツッと歯が当たる感触すら楽しんでいるようだ。
「っんん……はぁっ…」
「愛してるよ」
呼吸すらままならない私は、夫の言葉に返事をすることもできない。夫は口の端から垂れそうな唾液を啜り、手当り次第に吸いついている。
夫の手がスカートを手繰り上げ、中に入ってきた。
冴島さんに贈られたレースのショーツは、溢れる私の蜜を吸うことなく、ただ夫の嫉妬心に油を注ぐためだけにそこに存在していた。
私も夫のズボンに手をかけた。
愛撫はもう十分に施されてきている。
欲しいのはただ一つ。
下着とズボンを太ももだけ下ろした夫は、スカートを捲りあげショーツを横にずらしただけの私の中にそのまま入ろうとしてきた。