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blossom
第24章 The Last Love : 運命の人
その日の夜、子供たちはぐっすりと眠りについている時間。
夫から渡されたのはアイマスクだった。そして、ヘッドホンを耳に当てられた。
夫の唇が軽く触れただけで、吐息が零れてしまう。
微かに音が聞こえ始めた。
服を脱がされながら、その音に集中する。
(一体何を聞かされてるの?)
ボソボソと誰かの話す声がする。
子犬のような鳴き声も聞こえる気がする。
聞き耳を立てているうちに、促されるまま私はベッドの上で全裸になっていた。
少し音量が上げられたのだろうか、何となく聞き取れるようになってきた。
小型犬がキャンキャンと吠えているのかと思ったら、それは女の人の嬌声だった。でも、何を言っているのかまでは分からない。
男の声が急に言葉となって聞こえた。
『 乳首、ビンビンに勃ってるよ』
一瞬で全身に鳥肌が立った。
(涼くんの…)
(じゃあ、これは…私…?!)
夫が乳首に吸いついた。
そこだけしか触れられてないのに、身体全体がビクッと大きく反応してしまう。
すぐ側で過去の私がいやらしい声を上げているように感じてしまうのだ。
チュッチュッと何度も軽く吸われた乳首は気持ちよかったけれど、それよりも触れられてすらいない反対の乳首の方が、ジンジンと腫れて熱を持っていた。
夫の気配が遠のくと、ヘッドホンから聞こえる、私の甘えたような鳴き声が更に大きくなった。
夫から渡されたのはアイマスクだった。そして、ヘッドホンを耳に当てられた。
夫の唇が軽く触れただけで、吐息が零れてしまう。
微かに音が聞こえ始めた。
服を脱がされながら、その音に集中する。
(一体何を聞かされてるの?)
ボソボソと誰かの話す声がする。
子犬のような鳴き声も聞こえる気がする。
聞き耳を立てているうちに、促されるまま私はベッドの上で全裸になっていた。
少し音量が上げられたのだろうか、何となく聞き取れるようになってきた。
小型犬がキャンキャンと吠えているのかと思ったら、それは女の人の嬌声だった。でも、何を言っているのかまでは分からない。
男の声が急に言葉となって聞こえた。
『 乳首、ビンビンに勃ってるよ』
一瞬で全身に鳥肌が立った。
(涼くんの…)
(じゃあ、これは…私…?!)
夫が乳首に吸いついた。
そこだけしか触れられてないのに、身体全体がビクッと大きく反応してしまう。
すぐ側で過去の私がいやらしい声を上げているように感じてしまうのだ。
チュッチュッと何度も軽く吸われた乳首は気持ちよかったけれど、それよりも触れられてすらいない反対の乳首の方が、ジンジンと腫れて熱を持っていた。
夫の気配が遠のくと、ヘッドホンから聞こえる、私の甘えたような鳴き声が更に大きくなった。