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blossom
第4章 Love3:若い男
「Honeysのあとなら…」
「12時?」
「うん、12時…」
「次は明日っすか?」
「うん…そうだけど…佐野くん、学校は?」
「大丈夫っす」

「もう一回…いいっすか?」
(かわいい…)
黙って顔を上げて顔を見上げると、また唇が触れた。唇が触れているだけのキス。

もっと欲しくなって佐野くんの顔を掴んでしまった。そして、舌を少しだけ出して佐野くんの唇をなぞる。

ふんっと佐野くんの鼻息が荒くなった。

こんなに大きな体をした男が、私の一挙一動に振り回されてる…おかしさの中に愛おしさも感じる。

この子になら、私でも教えてあげられるかもしれない。私がして欲しいことを佐野くんに教えたらいいんだ。

「舌を出して…」
佐野くんは言いなりだ。
ちゅっ…ちゅっ…と音を立てて、舌を吸う。

「ふんっ……ふっ……」
腰を引っ込めて舌を出してる佐野くんはすごくかっこ悪いのに、私は興奮していた。

私が唇を離してもまだ舌を少し出していた。
「じゃ、またね。」
身体を離してバッグを取りに行く。

「あのっ!明日!12時にっ!迎えに行きます!」
玄関に向かう私の背中に、佐野くんが焦りながら話しかけてきた。

「うん、わかった。じゃあね。」
玄関まで見送りにきた佐野くんに向かって両手を広げると、はっと気づいて私に抱きついてきた。
おへその辺りに当たった佐野くんの性器は、もう十分に硬くなっている。
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