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blossom
第4章 Love3:若い男
「私…佐野くんに興味でてきたよ」
「マジすか」
「うん」
「よっしゃ」
「佐野くんって身長いくつ?」
「193…4だったかな?」
「あのさ、ハグしてみていい?」
「は、ハグすか?」
「うん、ダメ?」
「いいんすか?」
「ハグは挨拶、じゃない?不倫?」
「不倫じゃないっす」
「手、広げて」
「はい」
ほっぺたを真っ赤にして大きな手を広げてくれた佐野くんの、胸の中に顔を埋めてみた。ギュッとしがみついても佐野くんの腕は抱きしめてくれない。
「ぎゅ、は?」
顔を上げると佐野くんが、ぎゅっと強く目を閉じて腕に力を入れてきた。
筋肉の感触…なのかな
がっしりとした胸板と、力強い腕に守られているような心地良さを感じる。
「時々でいいんで、こうやって会えませんか」
ドッドッドッという心臓の音が、佐野くんの緊張を伝えてくる。
「私でよければ」
しがみついたまま答えると、佐野くんの腕に更に力が入った。
「あの…」
「ん?なあに?」
「き………キスは不倫…ですよね?」
「うん……多分…」
そう言って顔を上げると佐野くんの顔が目の前まで降りてきた。頭を屈めて唇の位置を確かめる。
軽く重なった唇は、離れたと思ったらまた重なってきた。頬に佐野くんの鼻息が触れて、その興奮を感じ取る。
「ごちそうさま。今日はもう帰るね。」
体を離そうとしても、肩に置かれた佐野くんの腕からは力が抜けない。
「次はいつ…会えますか」
「マジすか」
「うん」
「よっしゃ」
「佐野くんって身長いくつ?」
「193…4だったかな?」
「あのさ、ハグしてみていい?」
「は、ハグすか?」
「うん、ダメ?」
「いいんすか?」
「ハグは挨拶、じゃない?不倫?」
「不倫じゃないっす」
「手、広げて」
「はい」
ほっぺたを真っ赤にして大きな手を広げてくれた佐野くんの、胸の中に顔を埋めてみた。ギュッとしがみついても佐野くんの腕は抱きしめてくれない。
「ぎゅ、は?」
顔を上げると佐野くんが、ぎゅっと強く目を閉じて腕に力を入れてきた。
筋肉の感触…なのかな
がっしりとした胸板と、力強い腕に守られているような心地良さを感じる。
「時々でいいんで、こうやって会えませんか」
ドッドッドッという心臓の音が、佐野くんの緊張を伝えてくる。
「私でよければ」
しがみついたまま答えると、佐野くんの腕に更に力が入った。
「あの…」
「ん?なあに?」
「き………キスは不倫…ですよね?」
「うん……多分…」
そう言って顔を上げると佐野くんの顔が目の前まで降りてきた。頭を屈めて唇の位置を確かめる。
軽く重なった唇は、離れたと思ったらまた重なってきた。頬に佐野くんの鼻息が触れて、その興奮を感じ取る。
「ごちそうさま。今日はもう帰るね。」
体を離そうとしても、肩に置かれた佐野くんの腕からは力が抜けない。
「次はいつ…会えますか」