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blossom
第4章 Love3:若い男
「桂木さん…あぁ…すごいっす…」
「気持ちよくて…ゾクゾクしちゃぅ…」
鳥肌が全身に広がり、空気が掠めるのですら刺激になる。

「もうちょっとで全部っす…」
佐野くんの右手が離れ、私の腰を掴んだと思うと一気に奥まで突き刺した。……息が止まった。

「っく……ちょっ…急…だめぇっ…」

「は…はいっ。あぁっ…中…めっちゃ狭くて…やばいっす…」
佐野くんは私と手を繋ぎ直した。

「桂木さん……はぁ…」

プチュッ……ピチッ…ヌッチュ…
「そんなっ…動いたら…きつっ……桂木さっ」

私の意志とは関係なく、腰が勝手に前後左右に動いていた。とにかくその硬いものでグリグリと掻き回される感じが気持ちよくて、目を閉じてくねらせていた。

「やっばっ…マジ…」
ひょいっと腰を持ち上げられて、突然半分以上抜かれてしまった。
「はぁっ…はぁっ…」
佐野くんは私を持ち上げたまま、眉間にシワを寄せて息を吸いながら何かに耐えていた。

私はというと、まるで空っぽになってしまったかのようなとてつもない喪失感を感じていた。上半身のバランスを保っていられず、後ろに倒れそうにるのを佐野くんの膝で背中を支えられた。

「佐野くん…私の中…気持ち、いい…?」

「はい…最高っす…」

結合部分が丸見えになっているのも分かっていたけれど、抉られるような角度で当たる佐野くんから逃れることが出来なかった。
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