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blossom
第5章 Love4:見ていた男
早く帰った主人が夕食の片付けをしてくれるというので、先にお風呂に入ることにした。
絡んだ髪を手ぐしで整えただけで佐野くんの部屋を後にした。生涯で三人目の男は、パート先のしかも10歳以上も年下の子…。
冷静になってみると、恐ろしいことをしてしまった。一か月前の私からは到底考えられない。
浴室の大きな鏡を見ると、腰の周りにところどころ指の痕が赤く残っていた。ゴリッゴリッと丸太のような佐野くんに抉るように掻き回された私の中が、ズクッと疼いた。
その時だった。
「ママーっ」
「どうしたの?りっくん」
「明日、新聞紙と軍手持ってくんだって!」
「軍手?あるかなぁ?」
「あれ?ママ…ここ…」
陸人が私の背中を指さした。
「怪我してる?赤くなってる…」
「え?」
鏡越しに見てみると、キスマークらしき赤い点が三つ着いていた。
「本当だ…でも大丈夫だよ、虫刺されかな?」
「ふーん」
心臓が飛び出るかと思った。
知らぬ間につけられていた。もしかしたら佐野くんも知らぬ間につけてしまったのかもしれない。それ程までに互いの身体に没頭していた時間だった。
まさか子供にその痕を見られるなんて…後悔で胸が痛くなる。
その翌日、ほぼ周期どおりの生理が来た。
絡んだ髪を手ぐしで整えただけで佐野くんの部屋を後にした。生涯で三人目の男は、パート先のしかも10歳以上も年下の子…。
冷静になってみると、恐ろしいことをしてしまった。一か月前の私からは到底考えられない。
浴室の大きな鏡を見ると、腰の周りにところどころ指の痕が赤く残っていた。ゴリッゴリッと丸太のような佐野くんに抉るように掻き回された私の中が、ズクッと疼いた。
その時だった。
「ママーっ」
「どうしたの?りっくん」
「明日、新聞紙と軍手持ってくんだって!」
「軍手?あるかなぁ?」
「あれ?ママ…ここ…」
陸人が私の背中を指さした。
「怪我してる?赤くなってる…」
「え?」
鏡越しに見てみると、キスマークらしき赤い点が三つ着いていた。
「本当だ…でも大丈夫だよ、虫刺されかな?」
「ふーん」
心臓が飛び出るかと思った。
知らぬ間につけられていた。もしかしたら佐野くんも知らぬ間につけてしまったのかもしれない。それ程までに互いの身体に没頭していた時間だった。
まさか子供にその痕を見られるなんて…後悔で胸が痛くなる。
その翌日、ほぼ周期どおりの生理が来た。