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blossom
第5章 Love4:見ていた男
「しょうがない、じゃあしゃぶれ」

(しゃぶる…?まさか…)

ズボンのベルトをカチャカチャと外し、半分萎れた男性器を顔に近づけられた。

「いやっ、やめてっ」

「断る権利があると思ってるのか?淫乱奥さん」

汗臭いようななんとも言えない匂いがして、顔を背ける。

「歯、立てたら許さんよ。ほら口開けて。」

ムニッという感触が唇に押し当てられる。さっきまで冴島さんに啄まれて潤っていた私の唇は、たった今穢されてしまった。

頑なに閉じていた口だったが、ブニッと頬を掴まれて開けさせられてしまった。

「ほら、ベロ出して」
言われた通りに伸ばした舌の上にペチペチと性器を当てられた。
「美味いだろ?」

眉間にシワを寄せている私の髪を掴んで上に向けた。
「美味い、だろ?」

恐怖に涙がにじみ出る。
「おいし…です…」

「何がおいしいのかな?ん?」

「……おち…ち…」

「聞こえないな」

「おちんちん…おいしいです」
こんな恐ろしい状況なのに、その言葉を口から発している自分に少し興奮している自分がいた。

「口開けてもっと味わいたいだろう?」

こんなものを口の中に入れさせるなんて…信じられない。
ふにゃふにゃだったものが、口の中で次第に芯を形成してくると、単なる異物ではなくなる。喉の奥を刺激して、嘔吐を催させるようになってくるのだった。
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