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満たされないシェアハウス
第2章 エ・ス
翌日

ピピピ……

もう…起きなきゃ

はぁ…

アラームを止めて天井を見上げ
昨日のことを思い出すと
私は大きなため息を漏らした

酔いの覚めた
スッキリした脳で考えると
夢であって欲しいと
思うようなことばかりが
思い出されるからだ

なんで
あんなこと
しちゃったんだろ

てかさ
なんであんなことしたのよ!
冬馬!
もぉーーー…

けど…なんで
あんなことになったんだっけ
ところどころ
記憶が飛んでて
よく思い出せないんだけど
なんで冬馬と
ベットにいたんだっけ…

あ、やばい
もうこんな時間
遅刻しちゃう

それから私は
そっと部屋から出て
冬馬がリビングに
いない事を確認し
急いで身支度を始めた

冬馬が起きてきたらどうしよう
なんて言えばいいのよ
あ、そうだ
酔ってて
何も覚えてないことにしようかな
そんなの信じてもらえないかもだけど
しらをきるしかない
そう、そうよね
何も無かった振りをすればいいんだ!

胃が痛くなりそうな中
名案が浮かんだ私は
ようやく朝食に箸をつけようとした
その時だった

ガチャ

「おぉ、琴姉早いなぁ」

冬馬が部屋から出てきた!

「あ、お、おはよう。
いつ、いつもこんな感じ」

「あーうまそー」

冬馬は眠そうに私に近寄り
私の朝ごはんを見下ろした

「た、食べる?」

「いや、時間ない。
用意したらすぐ出るわ。
シャワーええ?」

「え、ええ、どうぞ」

そう言うと
冬馬はニヤリと笑って
お風呂場へと消えてしまった

何?
なんなのあのニヤリ!
やだ、やだやだやだ
絶対昨日のこと思い出してる!
こ、これは
冬馬が出勤する前に
覚えてない作戦を
なんとか成功させないと!

それから冬馬は
さっとシャワーを済ませ
手早く身支度を済ませると
カバンを背負って
私に声をかけた

「琴姉」

チャンス!
今しかない!

「なに?あ、あーと
昨日さ、昨日あたし酔っちゃって
なんかごめんねー」
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