この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
満たされないシェアハウス
第4章 シ・テ

慌ててシャワーを済ませ
台所まで戻ると
テーブルには
焼きたてのトーストと
半熟の目玉焼きがならんでいた

「うわー美味しそー。
このセットが好きなの
覚えててくれたんだー」

「覚えてるわ。
よう作らされたし
トーストに目玉焼きのせて
美味そうに食べてたん
忘れられへんわ」

「あはは」

「あ、せや」

「ん?」

「俺、明日出張やねん」

「日曜日なのに?」

「前日入り。
せやから
明日の午後からおらへんし
帰って来るんは
火曜日の夕方や」

「あ、うん、わかった」

そうなんだ…寂しいな
隣の部屋でもいいから
居てほしかったのに…

「寂しいやろ?」

「そんなわけないじゃん。
冬馬が来るまで
ひとりだったんだし」

「ほんまか?
寂しかったら
今日も一緒に寝てやるで?」

えっ…や、やだ
さっきまで
昨日の夜のこと
知らんぷりしてたのに
急に何よ
一緒に寝るとか
そんな…

「な、何言ってんのよ。
寂しいのは冬馬じゃないの?
もしかして
彼女と別れたばっかりとか?
あ、あれだ!
友達と住んでたって言ってたけど
あれ、彼女じゃないの?
それで別れて
ここに来たとか」

やだ、あたし
何をベラベラ喋ってんのよ
冬馬に
心を見透かされた気がして
それを否定しようと
喋りすぎてる
それがわかってるのに
とまんない!

「そっかー
そうだったんだー
俺はモテるとか言ってたけど
もしかして振られた?
寂しいならさ
出張行ったついでに
可愛い女の子のいるお店とか
行ってきたら?
冬馬、まだ若いんだし」

思ってない!
そんなこと
全然思ってないの!
それなのに
あたし
なんてこと言ってんのよ…

「せやな。
それもええかも」

「え…」

「前に住んでたとこは
残念ながら
女のとこやなかったけど
しばらく彼女おらへんから
俺も欲求不満で
パンパンやねん」

そ、そんな
冗談だってば
本気でなんて言ってないし
ほんとは
他の女の子を
触れてほしくもないの

「あ、俺
ちょっとジムで
身体動かしてくるわ」

「そ、そう。
いってらっしゃい」

「おう」

それから冬馬は
すぐ部屋に入り
準備をして
出かけてしまった

テーブルには
冷めてしまった
トーストと目玉焼き…

やだ
どうしよう…
涙、出てきちゃった
/203ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ