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満たされないシェアハウス
第6章 ワ・ケ

分かってた
何しようとしてるかなんて
ほんとは分かってた
でも抵抗しなかったのは
この私
だって
身体が欲しがってたの
たまらなく
入れて欲しかったの
すごくすごく
刺激が欲しかったの
あぁ…この感覚
久しぶり……はっ、ん…
き…気持ち、いい…
あたし、どれだけ濡れてたんだろう
冬馬の持つオモチャは
するりと私の中に収まり
そして
そのオモチャを
締め付けてるのが分かる
もっと…
ねぇ、もっと、して
ゆっくり…
そしてゆっくりと
そのオモチャを動かす冬馬は
私の左脚を開かせながら
…私の目を見つめた
「もうちょい奥に入れるで」
…うん…もう少し、深く
もう少し…激しく
あっ…ぁぁぁ…
冬馬のオモチャは
深く私を突き
そして
それと同時にクリトリスへも
何かが当たった
だめ…こんなの
こんなことされたら
もう我慢できない
「ん、んっ…あっ、だめ…」
冬馬の手の動きは
次第に大きく
そして早くなる
あぁ…気持ちいい
というよりも
…狂いそう
すごく感じて
すごくイキたくて
すごく焦ったくて…
私は自ら
絶頂への道のりを早めるかのように
恥骨の角度を調整していた
気持ちいい…
冬馬、やめないで
お願い
もっと早く
もっと攻めて…
あぁ…イキそう…
いっちゃいそう…
「冬馬、冬馬…もうだめ
い、いく…いく、いく
いっちゃう、あ、あ、んんっっ!」
うっ…ぁぁ…
深い絶頂と痙攣
気持ちよくて
意識が飛んでしまいそうなほど
頭は真っ白だ
でも
でも私…
怖い
だって私
どうかしちゃってる
こんな身体じゃなかったもん
オモチャを使い始めて
すごくいやらしくなってる気がする
やだ…
なんかやだ
これ以上
おかしくなりたくない
それに
こんないやらしい私を
冬馬に見られたなんて…
そう思うと
居ても立っても
居られなくなった私は
「やだ」
ベットから飛び出し
自分の部屋へと駆け込んでしまった
背中から
私を呼ぶ冬馬の声が聞こえたけど
部屋に入っても
何度も冬馬は
私を呼んだけど
私は
布団をかぶって
聞こえないふりをしていた

