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満たされないシェアハウス
第6章 ワ・ケ

ど、どうしよう
冬馬
オモチャ持ってくるよね?
こんな明るいところで
渡されるのも
恥ずかしいんだけど

「これ」

すると
戻って来た冬馬は
袋に入ったままのオモチャを
私の隣に置き
またコタツに腰を下ろした

よかった…
オモチャ手渡されたら
どうしようかと思ってたよ

「後で見いや。
お楽しみや」

「お、お楽しみって…」 

「ちゃんと使うてや?」

「……」

「ほんで使うたら言うてな?」

「なんでよ!馬鹿」

「痛っ、なんやもう照れてー。
ほんま可愛いのー」

「もう!冬馬酔ってんの?!」

よく見ると
コタツの上には
すでにビールの空き缶が並んでる上に
白ワインまで…

「ほんまほんま
ほんま可愛い思うてんで?
オモチャやて
俺にされるがままで
狂わされてる感じが
ほんま可愛いねん」

「や、やだ
何言ってんのよ!
もーー酔ってる絶対ーー」

「あー酔ってんなー。
マジ酔うてるー
空きっ腹やったし
なんやホッとして酔い回ったわ」

「あ、冬馬?」

「マジ、ちょっとココで寝るわ。
ほっといてええから」

「ほっとくって
ちょっと風邪引くってば」

「……」

冬馬はコタツに寝っ転がり
目を閉じると
あっという間に
寝息をたてはじめた

あぁ…こんなとこも変わってない

昔からそうだ
疲れたらすぐ寝ちゃうんだよね
しかもコタツで寝るの大好きで
風邪引くよって注意しても
全く聞かない

ま、それで
風邪引いたことないんだけど

それから
どんなに起こそうとしても
一時間くらいは
絶対に起きないんだよね

それにしても
寝顔可愛いな…
中学ん時の冬馬みたい

薄い唇に
鼻筋の通った鼻
あっさりした目元
そして
あの頃よりも
しっかりした骨格

あぁ…
あの日を思い出すな

あの日は
私も冬馬も辰巳も
コタツで寝ちゃってたんだよね
でも私は暑くて
うっすら目が覚めちゃって…

その時
私の唇に
柔らかい何かが触れたんだよね

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