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満たされないシェアハウス
第8章 拷問
「ほんまに?」

「…うん」

それが嘘でも
これ以上は
やっぱりあかんよな…

あ、せや
セックスはさすがに誘えんけど
軽めな
おもちゃ補助で
琴姉をいかせるだけなら…

「俺が渡したおもちゃ
使うてるか?」

「え…」

「使うてるか?」

「…ごめん」

「やっぱり」

「だ、だって
音が聞こえるし
その…そんなに…したくなかったから」

「したろか?」

「え?!
いやいやだって
あれはもうやめようって」

「あ、ちゃうちゃう
モニターとかやのうて
あの〜、あれや
恋人みたいなことまでは
でけへんやろ?
せやから
おもちゃならもう何回もしてるし
してやりたいし
琴姉
一人じゃできんみたいやし
満たされへんなら
俺、協力するし
いやらしい意味やないんやで?
あ、もちろん
ヘビーなことはせん。
せやから…」

わー恥ずい

無茶苦茶早口になってるし
必死感丸出しやんけ!

「……」

それに琴姉
黙ってしもたし
どないしよー…

「怒った?」

「ううん」

「ほんまに?」

「うん」

「けど…あかんのやろ?」

「……」

「ちょっとだけしてみん?」




「じゃあ…」

えっ?!

「ちょっとだけ」

マジか!!

「せっかくもらったのに
一人じゃ使えそうもないから」

「良かったぁー」

「クスッ」

琴姉は
思わずガッツポーズした俺を見て
クスっと笑うと
それを見られて恥ずかしかったんか
布団で顔を隠した

「ほな、ちょっと待っててな」

その布団の中の琴姉に声をかけ
俺は急いでベットから立ち上がると
自分の荷物の中から
おもちゃを取り出した
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